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受賞実績

熊野建設の建物を解体せずに、移動させる曳家(ひきや)の技術が認められています。
2022.11 令和4年

「黄綬褒章」受章

氏名:熊野 佳彦 (受賞時年齢58歳)
勲章の種別:黄綬褒章受章
功績概要:業務精励(建築鳶工・卓越技能)
主要経歴:現 熊野建設(株)代表取締役

※内閣府の発表より抜粋
2021 令和3年

「現代の名工」受賞

氏名:熊野 佳彦(受賞時年齢57歳)
職種名:建築とび工
所属先:熊野建設(株)
技能功績の概要:
建築とび工事に長年従事し、特に建物移動工事(曳家)において優れた技能を有している。壁、床等を撤去することなく建物を移動できる工法を考案し、四つの特許を取得している。耐久性、経済性、安全性に優れたこの工法により、床面積一〇〇〇平方mを超える工場や重量二〇〇tを超える山門など、数多くの難工事を成功させた実績を有する。技能講習会の講師や技能検定委員を務めるとともに、鳶の伝統文化の継承にも尽力している

※厚生労働省の発表より抜粋
表彰状
新聞
新聞2
新聞3
新聞4
熊野佳彦プロフィール
経歴

昭和58年3月 福井県立武生工業高等学校建築科卒
昭和58年4月 千葉県 有限会社鳶悍に入社
昭和61年6月 熊野武建設株式会社に入社
平成19年5月 国土交通大臣顕彰受賞
平成22年4月 職業能力開発協会会長感謝状
平成23年11月 同社代表取締役に就任 現在に至る
平成26年10月 熊野建設株式会社に社名変更
平成27年5月 一般社団法人鯖江建設業会 入会
平成27年5月 一般社団法人丹南建設開発機構 入会
平成30年11月 優秀技能者福井県知事表彰
令和1年 5月 一般社団法人鯖江建設業会 監事就任

免許・資格・検定等

平成5年1月 2級建築士
平成9年10月 1級とび技能士
平成19年4月 職業訓練指導員免許(とび科)
平成21年4月 古民家鑑定士
平成26年から令和1年 福井県技能検定委員(とび)

技術・技能

長年の培った知識技能から生まれた 「KPR工法」従来の建築物移動工法に比べ耐久性、経済性及び安全性に優れた特性を持ち、居住したままで移動できる工法であり、建築物の移動工事の分野において施工技術の改善と現場施工の効率化を実現したものであり、曳家の対象となる建物に損害を与えないことから、今までの曳家では必ず必要であった、多額の修復費用と長期の修復期間が必要なく、業界から高い評価を得ている。
また、平成19年5月技術 技能の向上で優秀施工者として国土交通大臣顕彰を受賞している。
曳家の対象となる建物に損害を与えない、同工法での曳家されたものの中には、国の重要文化財旧木下家住宅や登録文化 財総持寺(石川県輪島市) 山門・大祖堂等があり、また、地震災害の被災地での地盤沈下等による被災住宅の復旧にも数多く携わると伴に、データー改ざんによる免震装置の交換入れ替えでは、名古屋、仙台市で高層ビルを持ち上げ入れ替え工事を行っており文化財の保護や地域の発展と住民 の生活の安全に大きく寄与している。
同工法により、鉄骨造りの大型店舗や大型車庫並びにサイロ等の移動が基礎部敷地内所共の移動が可能としたことから、配置の自由度が高まることにより利用度をあげることに大きく貢献した。

MESSAGE 受賞に関して

弊社は、曳家工事をメインに新築住宅・リフォーム・土木工事業を営んでおります。
建築物等を移動させる曳家は古くからある工法で、建築物等の構造・工法はもちろん、使用材料等の知識も必要となります。しかも曳家の建設年代や業者は個々に違うので、新旧、建築物のすべてを熟知する技術者でないと難しい作業なのです。昨今では住宅に限らず、新しい物を用意するのは比較的簡単ですが、古い物を補修・保存は比較的難しい時代です。しかし、古いものにも素晴らしいものがたくさん残っており、それを守っていきたい。そして古いものに新しいものを加えた提案もしたいのです。
住まわれている方の大切な思いを守り、そして新しい良いものを取り入れ、快適な生活を送っていただくことが、我々の使命だと思っております。