建て起こし工事

傾いたり歪んだ木造の建物を、元の垂直の状態に戻す工事のことです。
大きな地震等により傾いた住宅に対する修復として最適な工法です。
建て起こし工事

PONT

お客様の大切な建物を永く、強く。

建て起こし工事はまず、 建物のレベルを均等にしなければなりません。

それには、曳家・揚げ家による移動あるいは家起こしともよばれる建物の水平・垂直確保の工事を行います。必要に応じて建物の下に杭を打つなどの地盤改良工事、基礎を作り直すために建物の一時的な嵩上げも行います。

近年では、阪神淡路・鳥取西部など個々の被災地でも全国から曳家専門家が終結。復興の手助けに一役買いました。2004年に発生した新潟県中越地震の際の建て起こし工事において、感謝状をいただきました。

MERIT

愛着のある我が家にそのまま住み続けることができる。
壊して立て直すより経済的な負担が少ない。
工事を通して、土台や柱の状態を確認でき、必要な補修を施せば住宅の寿命が延びる。

CONSTRUCTION METHOD

レバーブロック、ターンバックル等で、建物を建て起こします。

CONSTRUCTION METHOD
VISION

建て起こし工事に対する想い。

被災した建物を壊して建て替えることは、大工さんであれば誰でもできることです。

しかし「修復」となれば決して 楽なことではなく、リフォームを超えた確かな技能、洞察力が求められます。

そして何にも増して「工務店の良心」 がなければとてもできる仕事ではありません。

阪神淡路大震災では、「直せないから壊して立て替えよう」といった 工務店が一時的に伸び、残念なことに数をこなす中で仕事の質を落とし、そして数年で消えていったという事実も 数多くありました。

被災地での仕事は、まさに今後の工務店の盛衰を占うほどの重い責務を負っているのです。