建て起こし工事

愛着のある我が家、直して住もう!建て起こしのススメ

阪神淡路大震災では、直せばまだ使える多くの建物が「壊すしかない」との思いに駆られ、再建の見通しの立たぬまま解体されました。
そして震災後、時を経た現在も数多くの被災者が望まざる復旧住宅での生活を余儀なくされております。
地球温暖化に結びつく廃棄物処理問題も深刻化しています。 痛みのより少ない復旧活動を進めていく上でも、ぜひ「修復」を選択肢にしてください。 経済的負担も含めてメリット沢山、間違いなしです。

建て起こしとは?

まずは被災建物周辺の地盤調査からはじまります。そして曳家・揚げ家による移動あるいは家起こしともよばれる建物の水平・垂直確保の工事を行います。必要に応じて建物の下に杭を打つなどの 地盤改良工事や、また基礎を作り直すために建物の一時的なかさ上げも行います。 これら一連の専門技術工事が、建て起こし・曳家とよばれるもので、阪神淡路・鳥取西部など個々 の被災地でも全国から曳家専門家が終結。復興の手助けをして喜ばれました。

建て起こしの流れ

大工工事を少しでも助け、楽に仕事のできる環境づくり

「震災に遭った建物をしっかり直す!」これは地域に生きる大工さんの人生において、そう何度も 経験できるものではありません。ましてその修復技術となると、過去の経験と実績においてもほと んど未知の世界と言わざるを得ないのが現状です。 建て起こし・曳家の技術による修正、引き戻し、断裂してしまった柱と梁・土台の修復によって、 「さしがね」が楽に使えるようになれば、あとは間違いの無い大工工事、安心の修復工事への道が 開けるのです。

コストを抑えて、震災前よりも強く、そして住みやすく

震災で弱ってしまった建物を場当たり的に直したのでは、あとあと不満が残ります。まずは耐震診断・補強計画 もきちんと考えた上で、修復・快適リフォームということになります。震災修復は人で例えるならば、人間ドック による病気の早期発見のようなもの。思いがけぬ腐りかけた土台や柱の発見・補修など、今後再び長く住むための むしろチャンスとなります。寒くて不便だった家の断熱・バリアフリー改修も、この際難しくはありません。

修復の実績から生まれる、工務店への信頼と安心

被災した建物を壊して建て替えることは、大工さんであれば誰でもできること。しかし「修復」となれば決して 楽なことではなく、リフォームを超えた確かな技能、洞察力が求められます。そして何にも増して「工務店の良心」 がなければとてもできる仕事ではありません。阪神淡路大震災では、「直せないから壊して立て替えよう」といった 工務店が一時的に伸び、残念なことに数をこなす中で仕事の質を落とし、そして数年で消えていったという事実も 数多くありました。被災地での仕事は、まさに今後の工務店の盛衰を占うほどの重い責務を負っているのです。

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